『オブジェクト指向でなぜつくるのか』
- 作者: 平澤章
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2011/04/07
- メディア: 単行本
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- プログラミング技術としてのオブジェクト指向(OPP)と、そこからの類推により現実世界に適用されるオブジェクト指向(汎用的な整理術)の区別をしつこいほどにしており、オブジェクト指向という概念を整理できた。
- オブジェクトの根本的な意義の1つは「変数とサブルーチンをまとめて、隠す」こと。
- ポリモーフィズムのイメージをつかんだ。「サブルーチンを呼び出す側のロジックを一本化する仕組み」。そこから実際に呼び出されるサブルーチンはサブクラスによって異なり、多相的(=polymophic)である。
- 静的領域、ヒープ領域及びスタック領域の区別と、それぞれの役割。
- UMLに対して、「それがプログラムを表現しているのか/現実世界を表現しているのか」という視点を得ることができた。また、UMLにはオブジェクト指向のためのものと、そうでないものが混在していることが分かった。
- 関数型関数の概要と特徴。部分適用、カリー化、パターンマッチング、多相性と型推論の連携。